公開日:
国外から外国人介護士を受け入れたいと考える際、どのような国から人材を受け入れられるか紹介します。また、国民性やそれぞれの国の特徴も国別に解説。ポイントを押さえることで、受け入れから就業までよりスムーズに進められるはずです。
家族、特に年長者を大切にするベトナム人。向上心や向学心が旺盛で、ダブルスクールで学んだり、大きな功績を残したりする人も少なくないといわれる国です。親日家も多く、海外での就職を希望する人の中でも日本は人気の傾向があるとのこと。
そこで、ベトナムから人材を受け入れたいと考えた際にチェックしておきたい制度や在留資格について解説。加えてベトナムの特徴や国民性、一緒に働く上で注意したい点についてまとめました。
フィリピンの国民性は、「家族を大切にする」「宗教が日常に根付いている」「メンツを大切にする」そして「お祭り好き」という4つで表現されることが多いようです。
また、家族とともに年長者を敬う文化も根付いていることから、非常にお年寄りに優しい人が多いともいえます。
フィリピンから人材を受け入れる際に利用できる制度や資格に加え、フィリピンという国が持つ特徴や国民性、実際に一緒に働くことになった場合に覚えておきたい点をご紹介します。
敬虔な仏教徒が多く、先生や上司、親を敬うのがミャンマーの国民性といわれています。
親が年をとったら子どもが面倒を見ることを当然と考えている人が多く、長男や長女が家族の家計を支えていることも少なくないようです。素直に指示に従い、真面目に取り組む傾向があるミャンマーの人材を受け入れたい、と考えたときには、まず制度や条件から確認しましょう。
また、どのような国民性なのか、一緒に働く上で注意したい点についてまとめました。
一般的にいわれるカンボジアの国民性は、「穏やかでシャイ」。敬虔な仏教徒が非常に多いことが、穏やかな国民性に影響していると考えられています。人前で注意されることを嫌がる傾向があるものの、指示された仕事には真剣に取り組む傾向があります。
カンボジアの人材を受け入れる際の制度や在留資格、カンボジアの国民性、一緒に働く上で覚えておきたいポイントなどについて調べました。
東南アジアに浮かぶ島々がまとまって構成されているインドネシアは、数多くの部族や民族が集まる国家であり、文化や宗教観に関しても様々なものが混在している国家です。またASEAN(東南アジア諸国連合)の盟主にもなっており、日本とは政府レベルにとどまらず民間レベルでも深い関係を構築しています。
介護分野ではフィリピンやベトナムと並んでEPAによる介護人材を受け入れています。
モンゴルはユーラシア大陸の東部に位置する内陸国であり、中国とロシアという大国に国土を挟まれた国でもあります。そのため大国間とのバランス外交を重視しており、アジアの先進国である日本とも積極的に外交関係を構築している点が特徴です。
モンゴル語の特徴から、モンゴル人は日本語能力に対して親和性が高いとされており、温厚な国民性でコミュニケーション能力に優れていることも魅力といえます。
南アジアの山岳国であるネパールは長い期間にわたって国内情勢が不安定で、クーデターなどに悩まされてきた国でもあります。日本との外交関係の歴史は深く、日本政府や民間企業が積極的にネパールを支援してきたこともあり、国内には親日家が多いことが特徴です。
国民性としてホスピタリティ精神が高い点は、介護士として必要な素養が育成されているともとれるため、介護業界から見ればとても魅力的な人材が集まっていると捉えられます。
仏教徒が多くを占めるタイの人は、困った人に手を差し伸べる行為は「得を積むもの」として生活の中に息づいています。明るく朗らかで、面倒見もよいので介護や福祉の仕事に向いていると言えるでしょう。
また1,700社にもおよぶ日本企業がタイに進出しているため日本との経済的な繋がりが深く、介護業界においても事業者が日本語支援を行っています。タイからの人材を探しているならば、事前に受け入れ制度や国民性などをチェックしましょう。
さまざまな民族が広大な国土に共存する中国は、世界で最も人口の多い国です。一時は人口減少を目指して「一人っ子政策」を実施してきましたが、今度は超高齢化社会に備えた介護福祉の整備に迫られています。
中国からすると日本は一歩先を行く介護先進国のため、質の高い介護技術やおもてなし精神を学ぶために来日する人が増えています。中国人は自己主張が強いという声もあるようですが、介護実習で来日する人たちは、真面目に学ぶ人が多いといいます。これから中国から人材を受け入れたいと考えているならば、ぜひこちらを参考にしてください。
敬虔な仏教徒が多く、家族や年配者を敬うのが当たり前というスリランカの人々。内戦後は経済活動が活発化して経済状況は良好になっていますが、それでも外貨を稼ぐために外国(主に豊かな中東国)へ出稼ぎする人が多いといいます。
日本へも留学や技能実習生として来日して介護福祉士の資格を目指す人が増えています。国の手厚い制度によって高学歴で語学力も高いスリランカの人々。穏やかな人が多く、今後日本で活躍してくれそうです。
総人口が13.6億人を超すインドでは、人口の大半が25歳以下の若者であり、15~64歳の労働人口も豊富な一方、労働の機会が追いついておらず、就労状況の改善が課題とされています。そのため、海外で働くことに意欲的な若者も増えており、日本の介護業界からもインド人介護士に対して注目が集まっています。
そこで、インド人介護士を迎えるにあたって知っておくべきインドの国民性や特徴、雇用の際に注意すべきポイントなどをまとめました。
一年を通して真夏のような気候のマレーシアはリゾート地として人気があり、気さくで親しみやすい性格の人も多い国民性もあって、日本でも「住みたい国」として話題に上ります。
また、マレーシア政府が日本との「特定技能」の協力について前向きな検討を宣言するなど、これからの日本の介護人材ニーズを考える上で注目したい国の1つです。
マレーシア人介護士の受け入れで注意すべきポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
緑地の中心赤い丸という、日本の「日の丸」とそっくりな国旗を持ち、古くから親日国として知られるバングラデシュは、経済格差で貧困層も多いだけでなく、超学歴社会かつ敬虔なイスラム教国家という側面も持っています。
意欲的で真面目な若者が多いことから、日本の介護人材ニーズとの相性も良いといえるバングラデシュ人について、国民性や文化的特徴、介護施設での雇用に関して覚えておくべきポイントなどを幅広くまとめました。
ラテンアメリカ諸国の中で最も早く日本との国交が樹立されたペルーは、かつて日系人であるフジモリ大統領が長期政権を樹立していたこともあるように、日本との関係が深い国です。
ここでは、ペルーの特徴や国民性、宗教面などを解説しながら、ペルー人を日本の介護業界で受け入れるために注意すべきポイントなどを分かりやすくまとめました。
外国人を受け入れた後で問題に発展しないよう、事前にきちんと対策を整えておきましょう。
タイやベトナム、ミャンマーなど東南アジアの各国に囲まれるラオスは、数多くの民族が共存する多民族国家であり、仏教の教えによって穏やかで優しい国民性が養われている国でもあります。
幼い頃から人と人が助け合い、互いの多様性を尊重できる精神性を育んでいるラオス人は、奉仕の精神が重視される介護業界においても魅力的な人材です。
そこで、ラオス人について国民性や特徴、また外国人介護士として受け入れる際の注意点などをまとめました。